会える、会えない?出会いアプリの問題点

ここでは、Android不正アプリの激増について取り上げ、出会いアプリのほかスマホのアプリ全般を安全に楽しめるように、アプリ選びの際に必ず知っておきたい知識を紹介したいと思います。

まず昨年、出会い系の悪徳業者がAndroidアプリの公式マーケット「Google Play」にて不正アプリを配布し、スマホのアドレス帳に登録されている電話番号やメルアドなどの個人情報を盗み取るという事件が発生しています。

この不正アプリは約9万人もの人がダウンロードしてしまったそうで、個人情報流出の被害件数でいえば1000万件にものぼりました。これは、スマホにおける個人情報流出の中でも史上最大の事件であるそうなのですが、その後も同じ様な事件が相次いでいるようです。

悪徳業者がアドレスを盗む事例はガラケーの時代からもありました。しかしそれは、その人の個人情報のみが対象で、不正アプリによる情報の流出とはまるで規模が違うのです。

不正アプリによる被害は、不正プログラム(マルウェア)によりスマホのデータがまるごと抜かれてしまう形なので、その人の知人にも大きな被害をもたらしてしまうのです。

ますます巧妙になる手口

そもそも、これほど多くの人がダウンロードしてしまうのはなぜかと言うことですが、それは、その不正アプリが写真アプリやゲームアプリ、バッテリ節約アプリ、電波改善アプリ、セキュリティアプリ、などといった健全な実用性のあるアプリを装い、ひと目で不正アプリだと分からないようになっているからです。

そして、このような不正アプリ全体の2割以上は「Google Play」で配布されたという調査報告もされています。さらに、ダウンロードをする時に参考となる「レビュー」が、サクラやヤラセにより高評価となっている不正アプリもあり、公式マーケットでもレビューの星の数が多くても当てにならず、信用できないような事態となっているようです。

なぜ、このような不正アプリの被害がAndroidに集中しているかというと、iPhoneのアプリは審査が厳しいのに対し、Androidのアプリは審査が緩いからです。審査が緩いことで、自由な発想により開発されたバラエティ性のあるアプリが多くダウンロードできる利点もあるのですが、その分、不正も行われるのです。

今後、悪徳業者の手口はより巧妙になっていき、Googleと悪徳業者の「イタチごっこ」はこれからも続くことが考えられます。やはり、自分の身は自分で守ることが必要となってくるのです。

出会いアプリは信頼できるものを

このような被害を受けないためには、まずはスマホというものはガラケーと違い、小型のPCであり、ウイルスに犯されるリスクを持っているという認識を持つことが重要となります。

情報の少ないアプリを、無料だからなんとなくというような軽い気持ちでダウンロードしないことです。特に、メールで送られてくるようなアプリには注意が必要です。

また、インストールの際にアクセス許可をきちんと確認し、位置情報を無意味に取得したりアドレス帳にアクセスするなどの不審な点がある場合は、インストールの途中でも中断してください。

どうしても自分でお宝を見つけ出したいと考える場合は、セキュリティーソフトの導入が必要になってきます。信用できる出会いアプリをきちんと見極め、安全で安心な恋活にのぞめますように。